サリドマイド、がん治療へ治験・月内にも開始
がんの薬に、サリドマイド治験を今月から開始
サリドマイド治験開始へ 藤本製薬が8月にも
サリドマイドの治験、22医療機関で 製薬会社が発表


サリドマイドとは、かつて催眠鎮静剤として使われ深刻な薬害問題のあった薬です。なんとなく聞いた覚えのあるような名前でした。
サリドマイドは最初、睡眠薬としてつかわれ後に神経性胃炎の薬として使われるようになり、妊婦のつわりで使用され胎児の手足に重い障害が出る問題が多発したものです。
副作用ではなく薬害といえるでしょう。妊婦が使用すると手足の極端に短い子が生まれるなどがあったそうです。
この「サリドマイド」が、血液の癌(がん)の一種である多発性骨髄腫の治療薬。。抗癌剤として効果があるため、医師等の個人輸入で多数使用されていたそうです。そして、その効果や安全確認で治験開始ということになったのでしょう。
多発性骨髄腫
多発性骨髄腫について
薬害にあわれた方々、多発性骨髄腫という癌と戦う闘病患者やその家族の方々。。いろんなことを考えると複雑な治験開始ですが。。ただ、「サリドマイド」が有効な抗癌剤であるならばきちんと対策し前向きに進んで欲しい話題です。